注文住宅の建築現場と職人さんの話について今回はまとめていきたいと思います。
お客様と打合せ、図面作成、確認取得から、いよいよ実際の現場がスタートします。
測量によって区画された敷地に対して、図面で作成した建物を配置して行きます。
丁張りとも地縄張りとも呼びますが、建物の位置を敷地のどの場所にするか、設計の段階から計画した場所に貫材などで周りに囲いを設け、内側に水糸と呼ばれる色付きの紐で配置を決めて行きます。
この作業が大切でここを間違うと大変なことになるので、気を抜けません。
全体の配置が決まれば、高さを決めて行きます。
それぞれの高さは設計時に宅盤の高さと道路の高さに差が生ずることも有るため、それぞれの高さのポイントがどこか、確認して決めて行きます。
ここの作業までが建物を建築するにあたり、重要な押さえ所。
そして、いよいよ基礎が始まります。中には地盤が弱い場合は杭などを先行で作業を終わらせておきます。基礎工事は建物を支える一番大切な所なだけに、精度が問われます。
職人といえども人間です。得手不手があります。
手際の良い業者も居れば、悪い業者も居ます。
この部分は請負の価格による所が大きく「綺麗に仕上がるか」の分かれ道にもなります。
すべてが金額に影響を受けるとは限りませんが、影響は受けやすいです。
安く発注すれば、請け負った基礎の業者はこの金額内でやり繰りします。
材料費、人件費、消耗品代などが必要経費として掛かり過ぎれば赤字となり、会社は立ち行かなくなります。
作業全般に言えることなので、やはり熟練の作業者に丁寧に造ってもらうには、相応なことを配慮して依頼しないといけません。
熟練の技はすぐには身につきません。
当然、その人なりの性格なども、細かい所に現れてきます。それだけに、職人さんの技量は大切な目安になります。
代表の丸山自身が設計から現場管理まで一貫して行うからこそ、いつも良い職人さんに仕事をお願いできる。
他の会社でよくある事は、「設計者と現場管理者が違う。そして、設計者はいつ現場が始まるのか知らない。」
したがって、設計者の意図しない建物細部のおさまりになったり、建築完成間際にズレが生じてくるなどなど問題が現場で多数起こります。
そのような組織体制の会社に、熟練の職人がいるのか・・・疑問です。
弊社では、細かい部分も設計者が現場でおさまりを指示します。職人さんとのコミュニケーションには自身があります。
これが一級建築士事務所フォルムの品質の原点です。
是非弊社の現場を見に来てください。