前回、次に整理するには・・の続きですが、専門的にはゾーニングと言って、大まかな配置をして行きます。
たとえば階段の位置は真中、それとも玄関に近い角側など、コアとなる部分を仮に決め、その部分に付け足す様にリビング、キッチン、洗面室、浴室、その他を配置して行きます。
初めは難しいことは考えない。直感で配置して見ます。
そして次に家族や住む人のストーリーを組み立てて行きます。
ここに2人の子供を持つ夫婦がいたとします。
お父さんはバイクなどの、乗り物が好きで、休日にはバイクをいじって過ごします。
長男は野球が好きで野球教室に通うほど運動が好き。長女はお友達が多いので時々、家で友達とパーティをします。
さて、この家族が家を建てる場合、どのように考えるのが良いと思いますか?
長男は野球が好きなので、学校から帰り野球のユニフォームに着替えて、野球教室に向かう。
持ってゆく道具などは玄関の近くにあると便利です。
練習の後は土と汗でドロドロ。
玄関先にドロドロの靴を脱ぎっぱなしではいけません。
次の日に履いて行けなくなります。
長女はお友達が多いので、学校が休みの日など、友達が遊びに来ます。普段はリビングと
子供部屋があれば、行ったり来たり。お腹もすくのでおやつも必要。
お誕生日会などはお友達が大勢来る事もあります。
お父さんは休日好きなバイクをいじって過ごしたい。当然いじる場所が必要です。
天候は晴れている日なら外でも良いでしょう。天候が悪い日などは好きな機械がいじれません。
そこで天候に左右されずに、好きなバイクを何時でもいじれる場所があると良いです。
はずした部品など無くす心配がありません。
こちらのご家庭では子供達のスポーツ道具を片付ける物入れ、バイクなどをいじれる場所などが有ると便利。そこで玄関の近くに物入れや土間風な空間が必要になってきます。
来客用とは別に扉などで仕切ってしまうことで玄関から丸見えも防げます。
長女のお友達が大勢来ても安心です。
リビングもパーティや家族との会話が弾むことも考えると対面型が理想。
時にはお母さんが子供を車で送り迎えする事もあるかもしれません。
お母さんと子供の会話で
「泥だらけのユニフォームは洗面室に脱いでそのままお風呂に入りなさい。」
「着替えは洗面室にあるから、着替えて来てね。その間に、ご飯の準備をするからね。」
だいたいお分かりかと思います。
ちょっとした普段の生活を考えてストレスが出ない様に間取り計画をするといいのです。
それぞれのご家族によって生活習慣は違います。生活の内容を反映する事で上手な我が家のプランに致しましょう。
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