間取りを考える時、家での滞在時間が比較的長い奥様が使いやすい間取りであるということが、大事だと考えます。
今時、夫婦共働きの方も少なくありませんが、やはり、奥様の家事仕事は大変、疲れる事だと思います。
今回は専業主婦の生活のスタイルをイメージしてみたいと思います。
ご家族は軽自動車に乗っています。お買い物はこの車でお出かけします。
を想定して「車の運転には自信がありますか?」
「私は車の運転は苦手なので、駐車場は広くないと、ぶつけちゃうかもしれないな~」
と思うなら、駐車場がゆったりとして、道路から入れやすい場所を選びますよね。
続いて、買い出した買い物を家の中に入れますが、玄関ドアから運ぶのと、キッチンの近くに勝手口ドアを設けて、そちらから買い物を入れるのが便利ですか?
などと、小さい動作の組合せが、ストレスを大きくするか、小さくするかの分かれ目になります。
初めから上手くイメージが出来れば、それの越したことはありません。
用を足す時に何と、何が必要だったかな。この程度でも十分。
例えば家族が多く買い物の量が多いなら、よその家族よりも大きな冷蔵庫を買わないといけませんよね。
キッチンのどこに冷蔵庫があったら便利いいですか、開き勝手はそれでいいですか?
家に帰ると子どもは家の中で遊びだします。
お母さんは、晩御飯の用意の前に、洗濯物の取り込みをしなければなりませんね。
階段を上がって行って2階のベランダへ向かいます。
ベランダには、干してあった洗濯物が、良く乾いています。
バスケットに洗濯物を取り込んで、さあ、どこに持っていきましょうか?
洗濯物を畳む場所は何処になさいますか?子供が小さい頃なら、一階の子どもを遊ばせている所ではないですか。
では一階にバスケットを持って階段を下りていきましょう。
一階のリビングで子どもと話しながら、手際よく洗濯物を畳んでいきます。
お子さんも、お母さんの顔が見えるからすごく安心しています。
次は、畳み終えた洗濯物を収納しましょう。
下着類はどこにあれば、次に出すときに便利ですか?
お気に入りのTシャツとジーパンは、どこにしますか?
子どもの下着類は、お風呂から出たところにあれば便利ですよね。
ふわふわのバスタオルの予備も、お風呂場から近くにあればいいでしょうね。
さあ~次は、お風呂のお掃除です。
お風呂掃除の用具も、お風呂の近くにあれば便利ですね!
ついでに、洗面台も綺麗にします。
鏡もきれいに拭きたいが、ちょっとお掃除用のタオルは何処が便利かな?
やはり、近くに有るのが便利・・・
その他にせっかくの新居だし、お友達とのお付き合いもあるから
来客のことも考えないといけません。
よく家に遊びに来るのは○○さんや○○さん。もしかしてご主人のお友達、同僚も。
一年のうちで、どのくらいの頻度で、来客があるのかということを考えてみましょう。
家に来るのは会社関係の人が多いならば、ご主人の部下なのか。
それとも、ご主人の出世に関わるような上司なのか。
「主人の会社の人は来ないわ~。友達ならたくさん来るわ~。」
「両親は年に2、3度は来るかな。その時は和室で休んで頂こう。」
というふうに、来客との関係性によっても間取りは違ってきます。
家族の動線を重視することも大切ですが、来客時の動線も考慮に入れ、お客様にも、
愉しく過ごして頂ける工夫も良い家づくりのポイントだと思います。
まとめると、
お母さんの家事導線、家族の動線、子どもを含めた生活の動線、そして来客者の動線まで考えると使い心地の良い家づくりなると思います。
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