こんにちは。一級建築士事務所フォルムの丸山です。
7月に入り、いよいよ子供たちが待ちに待った「夏休み」が近づいてきましたね。 子供たちにとってはパラダイスのような1ヶ月ですが、親御さん、特に毎日キッチンに立つ方にとっては「憂鬱な時期」でもあります。
お施主様とのヒアリングでも、この時期になると必ずと言っていいほど話題に上がるのが「夏休みの、毎日のお昼ごはん作りが本当にストレスで……」という切実なお悩みです。
朝ごはんの片付けが終わったと思ったら、もうお昼の準備。 「ねえ、今日のお昼なにー?」という無邪気な声にイラッとしてしまう。 そんな「お昼ごはん問題」のストレスは、実は「間取りの工夫」で劇的に減らすことができます。
本日は、家事負担を半減させ、家族みんなで協力できるキッチンの設計術についてお話しします。
■ 配膳と片付けが「ゼロ歩」になる横並びダイニング
毎日の食事づくりで大変なのは、料理を作ることだけではありません。 出来上がった熱いお皿をダイニングテーブルまで運び、食べ終わったらまたシンクへ下げて、テーブルを拭く。この「配膳と片付けの往復」が、ボディブローのように体力を奪います。
そこでおすすめしたいのが、キッチンとダイニングテーブルを横一直線に繋げた「横並びダイニング」のレイアウトです。
この配置なら、コンロで作った料理を、横にスライドするだけでテーブルに並べることができます。 食べ終わった食器も、座ったまま横のシンクへサッと下げるだけ。 配膳と片付けのための移動距離が「ゼロ歩」になるだけで、食事の前後のバタバタは驚くほど楽になります。
■ 「手伝って!」と言わなくても子供が動く動線
横並びダイニングのもう一つのメリットは、子供たちが自然とお手伝いをしてくれる環境が整うことです。
対面キッチンの場合、テーブルからキッチンの中へ回り込む必要があるため、子供からすると少しハードルが高く感じます。 しかし、横並びであれば「そこにあるお箸並べてね」「食べ終わったらお皿を横(シンク)に置いてね」という声かけだけで、子供が自分のアクションとして完結できます。 「自分のことは自分でやる」という習慣づけにも最適なのです。
■ 夫婦で立ってもぶつからない「ゆとりの通路幅」
もう一つ、夏休みのストレスを減らすために重要なのが「キッチンの通路幅」です。
一般的なキッチンの通路幅は約80〜90cm程度ですが、これだと料理中にご主人が冷蔵庫に麦茶を取りに来た時、後ろを通り抜けるのに気を使ったり、ぶつかってイライラしたりしがちです。
フォルムの家づくりでは、キッチンの通路幅を少し広めの「約100cm〜110cm」でご提案することが多くあります。 この数十センチのゆとりがあるだけで、夫婦で一緒にキッチンに立ってもストレスなくすれ違うことができます。
一人がコンロでチャーハンを炒めながら、もう一人が後ろでサラダを取り分ける。 そんな「大人が2人同時に動けるキッチン」にすることで、家事は一人の孤独な作業から、家族の共同作業へと変わります。
■ 間取りが変われば、夏休みが楽しくなる
家事の負担が減り、心にゆとりが生まれれば、子供たちと過ごす夏休みはもっと楽しいものになるはずです。
「今のキッチンの使い勝手が悪くて疲れる」 「もっと家族で料理を楽しめる家にしたい」 そんなご要望がありましたら、ぜひ一度フォルムにご相談ください。 毎日の家事が少しでもラクになる、あなたのご家族にぴったりの動線を一緒に考えましょう!

















