こんにちは。一級建築士事務所フォルムの丸山です。
7月も下旬になり、いよいよ夏本番。そして、日本の夏は台風やゲリラ豪雨といった「気象災害」への警戒が必要な季節でもあります。 近年、防災意識が高まり、「非常用のリュック」や「備蓄の水・食料」を用意されているご家庭も多いのではないでしょうか。
そこで、皆様に質問です。 その用意した防災グッズ、いま家の「どこ」にしまっていますか?
押し入れの奥? クローゼットの上? それとも、2階の物置部屋?
ヒアリングでよく耳にするのが、「とりあえず用意はしたけれど、邪魔になるからクローゼットの奥に押し込んでいる」というお声です。 実はこれ、一級建築士の視点から見ると非常に「もったいない」ですし、何より「危険」な状態です。 災害はいつ、どのような形でやってくるか分かりません。いざという時にサッと取り出せなければ、せっかくの用意が無駄になってしまいます。
本日は、万が一の時に家族を救う、防災グッズの「最強の収納場所」についてお話しします。
■ なぜ「クローゼットの奥」はダメなのか?
災害時、特に地震や停電が発生した際、家の中はパニック状態になります。 物が散乱し、足元が悪く、暗闇の中で、家族の安全を確保しながら避難の準備をしなければなりません。
そんな極限状態の時に、押し入れやクローゼットの奥から重い水やリュックを引っ張り出すのは不可能です。 また、もし寝室のクローゼットに防災グッズをしまっていた場合、就寝中に地震が起きて寝室のドアが歪んで開かなくなったら、グッズを取り出すことすらできなくなります。
防災グッズは、「生きるか死ぬか」の瞬間に使うものです。 「日常生活では邪魔だから」という理由で、生活動線から外れた場所に隠してはいけません。
■ フォルムが提案する「玄関土間収納」が最強の理由
私がおすすめする防災グッズの収納場所、それは「玄関土間収納(シューズクローク)」です。
玄関は、家族全員が必ず毎日通る場所であり、避難する時の最終的な「出口」でもあります。この玄関に直結した土間収納にグッズをしまっておくことこそが、最強の防災設計なのです。
その理由は3つあります。
- リビングからも外からもアクセスできる 土間収納なら、リビングからそのままサッとグッズを取り出すことも、外から帰ってきてそのまま備蓄の水を運び込むこともできます。災害時、慌てて家中を駆け回る必要がありません。
- 避難リュックをサッと背負って出られる 避難が必要になった時、土間収納からリュックを取り出し、そのまま玄関から外へ出ることができます。1秒を争う避難の時間を、最短に短縮できます。
- 重い水やコンロを運びやすい 土間収納は、土足のまま入れるため、重い水や非常食のケース、カセットコンロなどを、外からそのまま運び込むことができます。日常生活でのストック管理も劇的にラクになります。
■ 「澄家」が叶える無臭で清潔な備蓄空間
「でも、玄関土間収納って、靴のニオイがこもったり、ジメジメしたりしそう……」 そんな心配も、フォルムの家ならご無用です。
私たちが標準採用している換気システム「澄家(sumika)」は、床面に排気口があります。空気より重い湿気や嫌なニオイを、床下から強力に吸い込んで外へ排出してくれるため、土間収納内は常にカラッと爽やかな空気が保たれます。 大切な非常食や水も、清潔な環境で長期間ストックすることができます。
■ 防災は、毎日の生活設計から
防災グッズを用意することはもちろん、それを「いざという時に使える場所に置く」ことまで考えてこそ、本当に安心できる家づくりだと言えます。
「うちの家族にぴったりの土間収納の広さを考えてほしい!」 「実際の土間収納の使い勝手を見てみたい!」 そんなご要望がありましたら、ぜひ一度フォルムにご相談ください。 日常生活では邪魔にならず、いざという時には家族を救う、賢い防災収納を一緒に考えましょう!













